ちょっと得する紙の知識:第3回【晒クラフト・半晒クラフト】

「ちょっと得する紙の知識」のコーナー
第3回目は「晒クラフト・半晒クラフト」についてです。

白いクラフト紙=晒クラフト

晒クラフトとは、一言でいえば白いクラフト紙のことです。つまり未晒クラフト(一般的な茶色いクラフト紙)を白く晒したクラフト紙です。
用途としては、包装紙や手提袋などに多く使われています。未晒クラフトと違い、色が白なので、印刷もきれいに仕上がりますし、何より清潔感があります。
「強い紙が欲しいんだけど、白じゃないと駄目なんだよなぁ…」といった方にお勧めです。

薄茶色のクラフト紙=半晒クラフト

次に半晒クラフトについて。
半晒クラフトとは、半分晒したクラフト紙のことです。安直と言えば安直ですが、要するに薄い茶色いクラフト紙のことを半晒クラフトといいます。
用途は、何と言っても封筒がその代表格です。封筒も色の付いた封筒や白い封筒がありますが、「茶色い封筒」といったら、この半晒クラフトのことです。
封筒の他にも、包装紙や手提袋などに使われます。包装紙や手提袋も「薄い茶色がいい」という方もやはりいらっしゃいます。

クラフト紙の仲間に、これらの他に片艶クラフトと片艶晒クラフトというのがあります。
片艶クラフトは、未晒クラフト(茶色いクラフト紙)の片側に艶があるクラフト紙です。
片艶晒クラフトは、晒クラフト(白いクラフト紙)の片側に艶があるクラフト紙のことです。

次回はクラフト紙の仲間の最終回、筋入クラフトについてです。